基本の表書き

【基本の表書き】祝古希

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概要

9月第三月曜日は敬老の日である。
2002年(平成14年)までは9月15日であった。
2001年に成立した祝日法改正、
いわゆるハッピーマンデー法により、
成人の日敬老の日体育の日、(のちに海の日)が、
第2または第3月曜日になり、
年により変動されることになった。

古希(70歳)のお祝いや敬老の日のプレゼントなどに使われる。

祝古希

読み方

しゅく-こ-き
こきをしゅくす

用途

古希のお祝いや敬老の日のプレゼントの掛け紙(のし紙)の、
表書きにする。

特記事項

古希とは数えで70歳のことである。

満年齢なら69歳のことである。

資料によっては古稀という風に、
「き」が「まれ」という字になっているものがあるが、
「稀」が常用漢字でないので、
同じような意味の「」になっている。

唐の時代の詩人、
杜甫とほが、
酒債しゅさいは尋常行く処に有り 人生七十古来稀なり」
(酒代のツケは私の普通に行く所には、
どこにでもあるが、七十年生きる人は古くから稀である)
という詩をよんだことによる。

また、男性の場合は、
杖国じょうこく」という場合もある。
これは古代中国(前漢の時代)では、
70歳になると、
国中を杖をついて歩くことを許されたことによる。

古希のお祝いには、
紫色のものを送ったり身につけたりする。
これは、魔よけの意味もあるが、
昔は紫色が貴重であったから。
紫草という人工的な栽培が困難であった草の根からしか、
紫色の染料が取れず、
高貴な人にしか身につけるのが許されなかったことから、
70歳を超える長寿はそのくらい珍しいことであるという意味がある。

見本

-基本の表書き

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