掛け紙(のし紙)

【基本ののし紙】薄墨で書く場合はどんなとき【弔事】

【基本ののし紙】薄墨で書く場合はどんなとき【弔事

ご不幸事は大体の場合は急に起きます。

予測できるのはコナ〇君が周りをうろついているときくらいです。

だからある程度のことは知っておきましょう。

真実はいつも一つ!__________________とは限らないけど。

薄墨はどんな意味があるのか

悲しくて

薄墨で掛け紙(のし紙)を掛けるのは弔事(ご不幸事・不祝儀)の場合に限られます。

それも仏式であれば四九日法要まで。

神式であれば五十日祭までです。

これは薄墨の意味が

「お香典袋に書くために墨を擦りましたが、涙で薄くなりました」


という意味を持つためです。ですから四九日や五十日祭くらいまでは悲しみは癒えないので、

そこまでは薄墨でということになります。

急いで

「お香典袋に書くために墨を擦りましたが、急いで馳せ参じようと思い薄いままで書きました」

という意味を持っているという意味を持つ場合には、

四十九日や五十日祭は日程が分かっているわけなので、

そこから濃墨で書くということになります。

必ず薄墨にしなければならないのか

葬儀は薄墨で用意したほうが良いでしょう。

それ以降に関しては、濃墨にして良いでしょう。

 

ここで注意しないといけないのは、

葬儀に絶対に濃墨で持って行ったらひんしゅくを買うのかということです。

地域差や感情の差があります。

某百貨店では葬儀でも濃墨で用意しています。

濃墨で書かれたご霊前袋も売っています。

掛け紙(のし紙)の話全般に言えることですが、

相手を想う気持ちであるというのが大きいのです。

 

ただ、お店の店員さんで掛け紙(のし紙)を作ろう、勧めようとしているそこのあなた。

何も言わずに濃墨で用意するとクレームになります。

そこはお客様にこういうケースもありますがと確認してください。

宗教によっては

例えば、キリスト教の場合、

亡くなったということはその御霊が神のもとへと召され永遠の命をえるのだという考えなので、

亡くなったことは寂しいことですが、

悲しいことではないのです。

そのため、葬儀のみ薄墨でその後の追悼ミサ・記念集会の際は、

濃墨で書きます。

ちなみに遺族に対して、「ご冥福をお祈りいたします」と言ってはいけません

ご冥福は仏教の考え方にのっとったもので、

「死後の幸福を祈っています」という意味です。

ですので、

「魂の平安をお祈り申し上げます」
「安らかに眠れますようお祈り申し上げます」

というのが正しいのです。

もう一つミニ情報としてはキリスト教は水引の付いた袋は使いません。

白封筒か十字架などがデザインされた専用封筒を使います。

もしそれらがないときは黒白水引でも構わないということです。

要するに

  • 葬儀は薄墨で用意する
  • それ以降は宗教によるが仏教が一番悲しむ期間が長い
  • キリスト教は概念が違うので注意

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