歳時記

処暑~本来なら暑さとさよならできるハズ

Loaさん(写真AC)
目立たない二十四節気ですが、
今回は処暑です。
文字通り暑さが収まるという時期なのですが、
ここ数年は9月いっぱいは暑さが続いています。
そんな処暑に関してみていきましょう。

二十四節気を知れば大人の仲間入り~処暑編

  1. 2020~2022の処暑
  2. 処暑の意味は
  3. 処暑のここがスバラシイ
  4. 処暑とは



2020~2022の立秋

  • 2020年(令和2年) 8月23日日曜日
  • 2021年(令和3年) 8月23日月曜日
  • 2022年(令和4年) 8月23日火曜日

毎年同じようですが日にちは入れ替わります
今年は9月6日日曜日までが処暑です。7日は白露です。

二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年の太陽の黄道上の動きを視黄経の15度ごとに24等分して決められている。太陰太陽暦(旧暦)では季節を表すために用いられていた。また、閏月を設ける基準とされており、中気のない月を閏月としていた。全体を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けて、節気(せっき)と中気(ちゅうき)を交互に配している。

国立天文台 暦計算室 用語解説より

処暑の場合は8月22日~24日のうちのどれかになります。

処暑の意味

処暑とはこよみ便覧(暦便覧)によると

「陽気とどまりて初めて退きやまむとすればなり」

暑さのピークが過ぎて後退し始める(涼しくなってくる)日・時期という意味です。

今年はあまりやっているところはありませんが、
屋外プールはだいたいが8月いっぱいで終わりのところが多いところから、
以前は8月いっぱいで暑さは終わり
9月は秋という感じだったのですね。

自分の子どものころで考えると(30年前)
9月中も体育でプールに入りましたが、
気温や水温が基準に満たずに入れない。
入っても寒くて仕方ないということはありましたので、
この30年で世の中の仕組みはあまり変わらないものの、
気温は変わっているのでしょう。

こよみ便覧に関しては、
こちらもご覧ください。

処暑あれこれ

台風

8月の台風発生数平均5.9個
7月までの発生数の平均は7.7個。(気象庁データより)
今年の発生数は7月までが2個(7月単体だと0個)、
8月が6個(8月22日12時現在)です。

発生はしているものの、
本州に近づいてくるのはあまり多くありません
近づいたり上陸しても沖縄県奄美地方なことがほとんどです。
これは太平洋高気圧淵に沿って台風が通っていくことが多いためです。

とある台風の進路と高気圧の位置(気象庁データを改変)

上の図ですと、
紫色の線台風の進路です。
台風は太平洋高気圧の淵を通っています。
本来ならば高気圧の中を突っ切りたいのですが、
高気圧の力ではじかれてしまうため淵を通らざるを得ないのです。

処暑を境に太平洋高気圧の張り出し具合が変わってきます。
日本列島から離れていくので、
台風が大陸へ抜けてしまっていたり、
西側に流れて行ってしまったのが、
日本列島に上陸するようになります。

8月31日ごろにある二百十日
9月10日ごろにある二百二十日台風襲来特異日といわれています。
また処暑の日も台風襲来特異日と言われています。

地蔵盆

bluebellさん(写真AC)
近畿地方特に京都北陸地方長野県など、
22日~24日ごろ町内のお地蔵様をお祭りした縁日が、
町内ごとに行われます。

寺院などに祀られているお地蔵様ではなく、
道端にある「辻地蔵」が対象なので、
町内ごとに行われるのです。

やはり今年は縁日は中止のところが多いようです。

この日にお地蔵様の前垂れなどを新しいものにし、
お地蔵様自体も洗い清められます。

上の画像のような、
提灯を出し、
京都では子どもが生まれると、
その子の名前を書いた提灯を奉納する風習があり、
女子は赤のもの。男子は白の提灯を、
その子が地蔵盆に参加している間は毎年飾られるということです。

東海地方や関東地方ではあまりない風習ですので、
カザマツリは知りませんでした。

関東はお地蔵様よりも、
お稲荷さんを祀っていることが多いから、
地蔵盆をしないといわれています。

処暑のここがスバラシイ

処暑の概要(七十二候)

初候(8/23~27)

きぬさらさん(写真AC)
綿花の綿の部分を包むがくが開くころです。
綿柎開というのが七十二節なのですが、

綿柎というのが咢のことです。
咢というのは花を支える部分のことで、
綿花のこの場合は、
綿花が開くころということでしょうか。
綿柎開

次候(28~9/1)

ようやく暑さが鎮まってくる頃です。
日中は相変わらず猛暑の日が続きますが、
朝や夕方の涼しい時間帯になると秋の虫の声が、
聞こえ始め、
深夜になると秋を感じる風も感じるようになります。

天地始粛

クックうちゃん(写真AC)

末候(2~6)

稲に実が入る頃です。
緑一色だった田が、
稲に実が入ると、
徐々に黄金色に色づいて来ます。
黄金色になると収穫の時期です。
禾乃登
Loaさん(写真AC)

処暑の旬

処暑の旬

スダチ、イチジク、ギンナン、イワシ、など

スダチ

cheetahさん(写真AC)

スダチはなぜ緑?

スダチは柚子ミカンといった柑橘類です。
見たままですね。
イメージや八百屋などで見かける通り、
色は緑色をしています。
熟す前の果実を使っています。
ですので、処暑の時期に旬を迎えるのです。

ではこのまま成らせておくと、
どうなるのでしょうか。
当然黄色くなります。

ところが、
熟すと風味が落ちていきます。
木に成らせた状態よりも、
収穫しておいた状態(追熟)の方が風味が落ちます
そのため緑色のスダチしか見かけないのです。

そもそも

スダチの名前の由来は、
果汁を酢の代わりにしていたため、
酢橘すたちばなと呼ばれていたことからきています。

皮をすりおろして薬味にしたり、
果汁を絞って風味付けにしたりと脇役に回りがちですが、
メインになる料理もあります。

すだちそば

丸岡ジョーさん(写真AC)
温かいそば冷たいそばの二種類があるすだちそばですが、
どちらも夏の食欲のないときに、
すっきりさっぱりと食べることができます。
香りと酸味が食欲を掻き立て、
疲労回復効果もあるので、
夏バテにはうってつけです。

こんなすだちそばですが問題点があります。
それはスダチも食べるのかどうかです。
スダチには苦みもあります。
ですのでお好みで食べても食べなくても良いのです。

長くつゆにスダチを付けたままにすると、
つゆが苦くなることもありますので、
苦手な方は香りが十分出たところでスダチを上げたほうが良いでしょう。

そばのほかにうどんや、
そうめんでも作られることがあります。

イワシ

イワシには、
ニシン科マイワシウルメイワシ

ガイムさん(写真AC)

マイワシ

ウルメイワシ(Wikipediaスクリーンショット)

カタクチイワシ科カタクチイワシの3種類をメインで指します。

カタクチイワシ(Wikipediaスクリーンショット)

カタクチイワシはシラス干しとしてよく食卓に上がりますが、
この時期旬を迎えるのは、
マイワシとカタクチイワシです。

マイワシ5~10月が旬です。
特に6~7月の入梅のころのマイワシを入梅イワシといい、
脂がとてものっているので、
刺身に向いています。

処暑の時期のマイワシは脂はのっていますが、
そこまでたっぷりではなく、
食べやすくなっています。
また身もほかのイワシに比べて大きいので、
焼いても揚げても蒸してもおいしく食べられます。

もう一種類、
カタクチイワシは処暑の時期から1月までが旬です。
先ほども出ました、
シラス干しはカタクチイワシの稚魚ですが、
産地によっても違いはありますが、
5月くらいから10月くらいまでが旬であり、
海が栄養豊富な状態である秋の方が味が良いといわれています。

カタクチイワシはマイワシよりも体が小さく
主に加工用(タタミイワシ、煮干し、アンチョビ)にされ、
生の状態で市場に出回ることは少なく、
旬を感じるにはシラス干しが良いでしょう。

ちなみに、
ウルメイワシの旬は冬から春にかけて。
淡白な味わいで旬でない限りは脂は少なめです。
しかも鮮度がすぐ落ちてしまいますので、
これまた加工用にされることが多く、
メザシ丸干しにされることが多いです。

立秋とは

暑い暑いと思っていても、
吹く風にはどことなく秋が感じられるようになります。
日中は無理だったとしても、
朝晩に感じられるかもしれません。

人間には感じられなくても、
動物や植物には確実に秋が来ていて、
綿花はこの時期に開きますし、
稲穂は色づきます

とはいえ相変わらず日中は暑い日がまだ続きます。
水分塩分空調に気を付けていきたいですね。




秋になるとコンビニでも中華まんの販売が始まります。
でもせっかく食べるならおいしい肉まんやあんまんを食べたいですね。

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